台風19号で「キュウリ」「ナス」急騰! 経済ジャーナリストが食卓を守る節約術を伝授

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 災害で窮する恐れがあるのは被災者だけではない。台風19号による田畑への被害は甚大で、全国的に農作物の小売価格が急騰しているのだ。増税のため負担が増えた家計にはダブルパンチ。我が家の食卓を守る術はあるのか。

 収穫の秋の真っ只中を襲った暴風雨によって、被災地では畑やビニールハウスが水に浸かり、農家の人々が手塩にかけて育てた野菜たちが出荷できなくなった。

 実際、全国から野菜や果物などの生鮮品が集まる東京・大田市場では品薄続き。ゆえに、価格も台風が直撃する以前に比べて、大幅に上がり続けているという。

 農水省園芸作物課の担当者が解説する。

「葉物だと、ハクサイは1割弱ですが、レタスは3、4割ほど高値になったまま下がっていません。キュウリやナスも、例年に比べて3割から5割ほど上がったまま推移しています。キュウリやナスといった果菜類は、年間を通して供給に支障がないよう“産地リレー”方式をとっているのですが、ちょうど今の時期、出荷直前だった北関東や東北地方の産地が被害を受けてしまいました。市場への供給量が少なくなり、価格がやや高くなっていますね」

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