「おじさんは恋をしたい」森葉子アナ以外にも被害者続々? 「報ステ」CPのセクハラ語録

エンタメ 芸能 週刊新潮 2019年9月12日号掲載

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「報ステ」激震の「セクハラ事件」! 「美人アナ」に口づけの代償(2/2)

 テレビ朝日系「報道ステーション」の制作現場を舞台に起きたセクハラ事件。今年5月、桐永洋チーフプロデューサー(CP)=49=が森葉子アナ(33)にキスをしてしまったとされるものだ。桐永氏には8月30日に謹慎の懲戒処分が下されたが、各関係者の証言は食い違い、調査するコンプラ担当は判断に揺れたという。

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 MCも2代目、開始からすでに15年ともなれば、報ステという番組そのものが不名誉なニュースとなる機会は少なからずあった。

 たとえば、2015年3月27日の放送中、元経産官僚でコメンテーターの古賀茂明氏が、〈I am not ABE〉と自作のボードをカメラに掲げ、官邸幹部を名指しして批判。これに狼狽するだけの番組MC・古舘伊知郎氏の姿があった。

 電波ジャックとか番組テロと評されたあの“事件”から4年余。番組MCは古舘氏から富川悠太アナに、さらに徳永有美アナも迎え、一方でサブキャスターだった小川彩佳アナは番組を去った。変わったのはそればかりではなく、

「“次に何があるの?”という視聴者の期待感に訴えるボードをめくる演出とか、気象災害報道がぐっと増えたとか、古舘さんの時代にはなかった“ワイドショー”化が進んでいます。それを牽引しているのが、去年の7月からCPに就いている桐永なんです」

 と、テレ朝中堅局員。

 桐永CPは、1993年に早大社会科学部を卒業してテレ朝へ入社。学生時代は数多の政治家が輩出した雄弁会に所属し、同期には丸川珠代参院議員、大下容子アナらがいる。警視庁担当を皮切りにロサンゼルス支局長、警視庁キャップなどを歴任。

「彼がキャップ時代は、『姉歯』で知られる構造計算書偽造問題を熱心に取材していました。キーマンの潜伏先を独自に割り出してスクープしたりしてね。それから彼は編成に移って担当役員とやりとりする中で朝のワイドショーに抜擢。前身番組だと4~6%だったものを8~9%まで上げた。その功績が買われたし、本人が夜のニュース番組を希望していたということもあり、報ステの番組責任者が回ってきた」(同)

 別の幹部局員は、

「富川が16年4月からメインをやるようになって古舘さんの時と比べて2%くらい落ち、10%を切ることも頻繁に起きるようになった。それで、番組を立て直さなきゃいけなくなった。“11%は目指せ”と、早河さん(洋・会長)が白羽の矢を立てたのが桐永だった。早河さんは“番組にもっと軟らかいものを入れろ”とは言っていました。朝の情報番組はエンタメ要素が入っていますから、そのノウハウがある桐永に番組の再建を託したんです」

 と解説する。変わらないためには変わり続けなければならないのが人の世。看板中の看板番組に鳴り物入りでやってきた敏腕プロデューサー。古舘氏の衣鉢を継ぎ、政権にモノを言うスタンスを奉じる面々。水と油ではないけれど、両者の溝は埋めがたく、後述するが、それを象徴するような“事件”も起こっている。

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