「おじさんは恋をしたい」森葉子アナ以外にも被害者続々? 「報ステ」CPのセクハラ語録

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3日間の謹慎

 ともあれ、報ステにとって古賀氏以来の大“事件”の被害者である森アナは、キー局アナには珍しく茨城大教育学部卒。小学1年生ごろから17年に亘って剣道に打ち込んだ。170センチの長身が奏功したかは判然としないが、段位は四段。教師か警察官を目指していたものの、実姉の花子氏がNHKの局アナに内定したことが転機に。「姉みたいになりたい」と一念発起して10年にテレ朝へ入社し、「ナニコレ珍百景」「スーパーJチャンネル」などの番組を担当。プライベートではプロレス界のヒーロー、オカダ・カズチカ(31)とは「結婚秒読み」と報道されたが破局した過去がある。

 セクハラ事件のあった5月4日未明以降、森アナ自身も、そして森アナの被害を聞きつけた複数のディレクターも、相前後してテレ朝内のコンプライアンス統括室へ本件を相談した。しかし、コンプラが事態を重く見た形跡はない。あるいは過去に遡っての調査に時間を要していたか。そんなこんなで7月17日の“事件”を迎えたのである。

「参院選の静岡選挙区(2人区)で、自民の牧野京夫に次ぐ2位争いを、立憲の徳川家広と、国民の榛葉賀津也とが争っていた。その際、菅官房長官が、“改憲勢力の榛葉を落とすわけにはいかない”と関係者に要請したという話が浮上したんです。これをテレ朝系の静岡朝日テレビが報じたのですが、報ステも追いかけようとした。丸乗りする格好でVTRまでまとめたものの、放送直前に桐永さんがお蔵入りにした。彼としては、独自にきちんと話の裏をとっていないニュースは流せない、という判断だった。VTRを作成した現場スタッフを、桐永さんは“そんなことをしたら番組の存続にかかわる”と怒鳴ったそうです」

 と、テレ朝関係者。

 先に触れたように、報ステ内には、古舘氏の残党と桐永CPとの抜き差しならぬ対立がある。

「上から目線の講釈を垂れる番組にしたくないというのが桐永さんの持論。今まで、反権力志向の『古舘報ステ』が正しいと信じてやってきた人たちには、存在を否定されたように感じられたかもしれないですね。実際、17日の事件で叱責されたのは古舘派のディレクターらで、彼らは何かにつけて桐永さんに逆らって、胸襟を開いているようには見えませんでした。そういった両陣営の対立があったなかで、アンチ桐永派は、選挙報道のお蔵入りと面罵をパワハラ行為とし、コンプラ当局に通報したと見られます」(同)

 そんな一件があった直後の7月20日ごろ、桐永CPはコンプラに呼び出しを受けた。セクハラにパワハラが合わさって、コンプラの“真剣度”が増した恰好に映るが、当のテレ朝は、

「選挙報道と今回の事案(セクハラ)は何ら関係ありません」

 と否定する。ともあれ、

「その呼び出しの際にコンプラ側は、“女性と2人で飲みに行っていないか”とか“職場や飲み会の席で性的な話をしていないか”といった内容を彼に質し、ある程度認めた彼を口頭で厳重注意しました。しかし、7月17日の一件以降、他にも被害を訴え出る者が相次ぐなどし、その後も社内調査は続いた。そして、8月30日に3日間の謹慎とCP解任が決まりました。BS朝日への出向になるようです」(前出のテレ朝関係者)

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