滝沢カレン「またママの子で生まれたい」最愛の母と死別も仕事に穴を開けない精神力

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「お葬式で泣きながら…」

 そんな最愛の母親の死を胸にしまい込み、テレビでは「天然ボケ」の「おバカキャラ」で通してきたのだから、確かに滝沢の精神力は強靭と言えよう。

「カレンのお母さんは医者嫌いだったみたいでね。末期のがんだと分かったのは亡くなる1年くらい前で、その時点ではもう手遅れだったそうです。『あれだけ病院に行ったほうがいいって言っていたのに』と、カレンが本当に悲しそうに言っていました」(同)

 余命が長くないと悟った滝沢母娘は、

「まだ母親の体が動くうちに、ふたりの思い出をいっぱい作りたいからと一緒に旅行に行ったりしてね。お葬式で喪主を務めたカレンが、『またママの子で生まれてきたいからね』と泣きながら言っていたのが印象的でした。あと、『私が頑張らなきゃ、頑張らなきゃ』と繰り返していた姿も、痛々しいというか可哀想だった」(同)

 滝沢の所属事務所は、母親の死に関して「事実」とした上で、

「いま現在も乗り越えようと気丈に振舞っておりますので、ご理解いただければと存じます」

 笑顔の裏に涙あり。涙を秘しての四字熟語芸――。「我慢名人」、滝沢の意外な一面である。

週刊新潮 2019年8月15・22日号掲載

ワイド特集「夏女の打ち上げ花火」より

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