スーパーにあふれる「発がん性」有害物質 EU指標をオーバーした商品の実名

食・暮らし 週刊新潮 2019年6月20日号掲載

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市販食品の「アクリルアミド」実態調査

 それにしてもなぜ食品から工業用物質と同じものが出てしまうのか。

 前出の畝山部長が言う。

「食品中に含まれる還元糖とアミノ酸の一種・アスパラギンを、120~150度で焼いたり、炒めたり、揚げたりすると出来ることがわかっています」

 とはいえ、還元糖やアスパラギンを豊富に含む食材は、穀類、いも類、野菜類と幅広い。これらを高温加熱した料理ではアクリルアミドが発生する可能性が高くなるため、かなりの食品に含まれることは想像に難くない(表1参照)。

 このうち、値が高めに出るものを指摘するだけでも、

▽いもを揚げた「ポテトチップス」「フライドポテト」

▽小麦を使った「クッキー」「ビスケット」などの焼き菓子

▽豆や葉を高温焙煎した「コーヒー」「ほうじ茶」「麦茶」

 など、スーパーの棚にあふれる見慣れた商品の名が挙げられるのだ。とりわけコーヒーやお茶は毎日飲む方も多いだろうから、調査結果には驚きだろう。

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