靖国神社が権力闘争で大揺れに揺れている! 音声流出、セクハラ動画、暴行で警察沙汰も

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暴行で警察沙汰も…

 さらに付言しておくと、

「表沙汰になっていませんが、7月4日には靖国神社の別の男性職員が、酔って一般男性に暴行を働き、牛込署に連行される『事件』が起きています。この時、祭儀課長は自分のことを棚に上げて男性職員の資質を問題視。『あんた自身はどうなんだ』という話ですよ」(同)

 さて、靖国神社は何と答えるか。祭儀課長のセクハラについて訊(き)いたところ、

「当神社では判りかねます」

 と、当事者意識の欠片もない回答。ならば、証拠の動画を見せるのでそちらに出向くと持ち掛けても、多忙を理由に拒否。何たる危機意識の薄さ……。

 そこで問題の祭儀課長当人に直接糺(ただ)すと、記者の名刺を突き返した上で、何を質問してもダンマリを決め込み、神社へ逃げ込んでしまったのだった。「涙のキッス」を熱唱し、女性の身体を触りまくっていた「威勢の良さ」は一体どこに消えてしまったのか。

 宗教学者の島田裕巳氏が呆れる。

「立て続けに宮司が辞め、変わっていかなくてはならないこのタイミングでセクハラ問題とはがっかりです。今の時代、セクハラは絶対に許されない行為なのに、メディアからの問い合わせに『判りかねます』なんて滅茶苦茶。事が発覚した後の対応の拙(まず)さも含め、現宮司の責任に発展しかねない深刻な問題になるのではないでしょうか」

 明るみに出たハレンチな「天城越えセクハラ騒動」。英霊たちがこんなところに祀られていると思うと、情けなさを「通り越え」、虚しさが募るばかり。ゴタゴタ続きの今の靖国神社は、もはや「限界越え」か。

週刊新潮 2019年7月25日号掲載

特集「『神々の権力闘争』に新たな椿事! 創建150年『靖国神社』の神をも恐れぬ『ハレンチ動画』」より

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