靖国神社が権力闘争で大揺れに揺れている! 音声流出、セクハラ動画、暴行で警察沙汰も

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音声データ流出

 靖国神社関係者が解説する。

「神社本庁に属していない単立の宗教法人である靖国神社は、国難に殉じた246万余柱が眠る唯一無二の神社であり、放っておいても参拝者が来ることからぬるま湯に浸(つ)かっている。『今後の靖国神社はどうあるべきか』といったことを考えようとしていない」

 その象徴が、天皇陛下のご親拝問題なのだという。

「成り立ちから考えても、何とかご親拝の実現に奔走するのが筋であるはずなのに、真剣に動こうとする人はほとんどいない。端的に言えば、面倒臭いからです。『徳川一派』がその『不熱心派』にあたるわけですが、彼らにとって小堀さんのような存在は鬱陶しい。そこで、音声データを流出させ、彼を追い出した。そして、小堀さんの不敬発言のせいで、ご親拝は無理になったという『言い訳』を作り上げたんです」(同)

 実際、音声データ流出は、

「『公益通報』にあたるとして不問に付され、小堀さんだけがパージされた。要は、『改革派小堀』を追い出すクーデターだったんです。そして、今の山口建史(たてぶみ)宮司は、『クーデター一派』の担いだ神輿に乗っています……」(同)

 別の神社関係者が続ける。

「では、小堀追い出しのために、音声データを流出させたのは誰か。内部調査では、祭儀課長が音声データにアクセスし、持ち出したことを確認した上で、〈状況証拠から見て限りなく権禰宜(ごんねぎ)(祭儀課長のこと)が(音声データの漏洩を)行ったものと推察できる〉と認定されています」

 その祭儀課長が、今度は自身のセクハラ動画流出という憂き目にあったのだ。これ以上ない見事なブーメラン。ちなみに、「小堀音声漏洩者」が公益通報を理由に無罪放免となったことに鑑(かんが)みれば、今回の「セクハラ動画漏洩者」も、当然、同様の理由で咎(とが)められることはなかろう。実際、

「セクハラ等の外部への通報は、社内相談態勢が充分ではないことの表れであり、通報者が不利益を被ることがあってはならないと思います」(セクハラ問題に詳しい板倉由実弁護士)

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