ちゃんこも食べない!? 「貴景勝」父が漏らした部屋との確執 おかみへの不信感も吐露

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ちゃんこを食べない貴景勝

 千賀ノ浦部屋の後援者が激怒する。

「今年2月に(千賀ノ浦部屋所属だった)貴ノ岩の断髪をしてパーティーをやった時は、部屋がお金を管理して何も問題なかった。部屋はそれまで招待状の切手代やら、返礼品の購入代やらを立て替えているんだから、いくら後で払ってもらえるといってもご祝儀金をその場で全部持っていかれたら不安になり、怒るのは当然だよ」

 後援者の怒りは収まらず、

「あとさ、俺たちが披露宴の人集めに協力してやったのに、貴景勝の父ちゃんは会場で挨拶しにも来ず、仕方なくこっちから行ったら『あっ、どうも』だって。『どうも』じゃねえよ! お祝いの花を置く場所も、俺たちの事情も考えずに父ちゃんが勝手に指示してたし、『何だこいつ!』と思ったね」(同)

 繰り返しになるが、佐藤氏がいくら自身の「理屈」を強調しようとも、少なくとも彼の振る舞いが相撲界の「慣例」破りであり、部屋側を驚愕、あるいは戸惑わせたことは疑いようがなさそうだ。それでも佐藤氏の言い分はエスカレートし、

「部屋からもらった経費の請求書には怪しいところがあった。おかみさんがカネに汚いんです。大関も『おかみさんが親父のことをボロカス言って、それを信じてる部屋の奴がおるから気分が悪いんや。あいつらとは口きかない』と言っていました。不信感を持った大関は、部屋の世話になりたくないと思ったようで、部屋のちゃんこも食べてないし、会話もないそうで、今ちょっと仲が悪いんです」

 ベテラン相撲ジャーナリストは目を丸くする。

「力士が部屋のちゃんこを食べないなんて考えられない。一緒にちゃんこを囲むことで、部屋としての結束が生まれるわけですから。あり得ないことです」

 どうやら貴景勝は、相撲界では越えてはいけない一線を越えてしまったようだ。

 ギクシャクする貴景勝と千賀ノ浦部屋――。それは今場所の休場決定に際しても垣間見えて、

「将来を慮(おもんぱか)り休場を勧める親方に対し、貴景勝は頑として首を縦に振らず、親方が説得するのに4時間以上掛かりました」(相撲担当記者)

 先のジャーナリストが再び目を丸くする。

「相撲界で親方の言うことは絶対。本来は親方が『休め』と言えば一言で済む話です。親方と貴景勝の関係が上手くいっていないとしか考えられません」

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