「東レキャンペーンガール資格剥奪騒動」訴訟で飛び出した「枕営業」の証拠

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 数年前に起こった「東レキャンペーンガール」の“資格剥奪騒動”を覚えているだろうか。2014年シーズンのキャンペーンガールに決まっていた森友里恵さんの起用が中止されるという前代未聞の騒動だったが、背景にあった「事務所移籍トラブル」には後日談が。そのトラブルが元になった裁判の中で、ナント、「枕営業」の実態が明かされていたのだ。

 その裁判とは、都内の芸能事務所のニュースプロモーション社(以下N社)がニューパワー社(以下P社)を訴えたもの。N社の主張は「P社に森友里恵さんを引き抜かれた」という内容で、5500万円の損害賠償を請求。しかし、今年4月末にN社側の敗訴判決が下され、5月に確定している。つまり、P社が森さんを引き抜いた、との主張は裁判所には認められなかったのだ。

 森さんは大阪府出身のファッションモデルで、中学2年頃から府内の芸能プロに所属していた。高校1年の時に講談社のミスマガジンコンテストの最終選考まで進み、高校3年時には神戸コレクション審査員特別賞を受賞。12年の春、大学進学を機に上京した彼女の、東京での芸能活動のマネージメント業務を担おうとしたのがN社だ。しかし翌年、N社は森さんと専属タレント契約を結ぼうとしたが、彼女は契約書にサインをしなかった。そんな最中の同年9月中旬、彼女は「東レキャンペーンガール」に内定し、10月末に正式に発表された。その時までに森さんはP社と正式な契約を交わしていたが、それが「移籍トラブル」として東レサイドに嫌気され、キャンペーンガールへの起用が中止されることになったのだ。

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