「東レキャンペーンガール資格剥奪騒動」訴訟で飛び出した「枕営業」の証拠

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芸能界を引退

「森がN社と正式に契約しなかった背景に枕営業の強要があったことは、法廷でも証言されました」

 そう語るのは、P社の元社長である。

「具体的な内容としては、CMスポンサーやCM制作会社のプロデューサーへの性接待。森自身は“性交渉はしていない”と言っていましたが、当時、彼女はまだ未成年です。そんな彼女に枕営業をやらせようとしたこと自体、大問題です」

 森さんは「枕営業の実態」について、P社の元社長にこう語ったという。

「N社長に連れられて行ったのは、都内のマンション。そこはCM制作会社のプロデューサーの自宅で、N社長から『ここにいなさい』と言われて、そこで朝まで過ごすことを強要された」

「N社長に言われて向かったホテルのカラオケボックスで不動産会社の社長と2人きりにされた。その社長に肩をつかまれ、『N社長が連れてくるってことはどういうことか分かってるんだろう』と言われて押し倒されそうになった」

 P社の元社長が言う。

「森は何も知らされずに行った現場で男性から乱暴されそうになったのでビックリして、泣きながらN社長に“知ってたんですか?”と電話したそうです。それに対し、N社長は“ゴメンね~”とだけ言っていたらしい。もし森が相手と肉体関係を結んでいたら、そのネタを利用して相手から仕事をとったんでしょうね」

 その後、彼女が「東レキャンペーンガール」に選出されるも、「白紙」に戻された経緯は前述した通り。

「キャンペーンガールが無かったことになってしまった時、森は号泣していました。私も“まだ先があるよ”“君は素材としてはピカイチだから僕が何とかする”といった言葉しかかけられませんでしたね」

 と、P社の元社長。

「しかし、15年に森がフジテレビ系『めざましテレビ』の『イマドキガール』に選ばれた時にはフジに怪文書が届き……。そうしたことが続いたので結局、森は芸能界を辞めて今は一般人として生活しています。カフェでバイトをしていると聞いています」

 芸能界の「裏側」が放つ腐臭。それは今でも彼女の鼻腔にこびりついて離れないに違いない。

週刊新潮 2019年7月4日号掲載

ワイド特集「『家族ゲーム』の人物点検」より

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