八村塁の母と恩師が語る壮絶過去 「カツアゲの濡れ衣」を着せられたことも
マイケル・ジョーダン、マジック・ジョンソン、シャキール・オニール……。綺羅星の如く著名プレーヤーが踏んだ晴れ舞台に、ついに日本人が立った。ニューヨークで行われたNBAのドラフト会議に臨み、ウィザーズから1巡目、全体9位で指名された八村塁(21)。ベナン人と日本人のハーフで富山県出身の彼は、いかにしてこの晴れ舞台までたどり着いたのか――。
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八村の父、ザカリ・ジャビルさんと母の麻紀子さんはドラフト会議の会場で息子が指名される瞬間を迎えた。そして、指名が発表されると、八村はまず麻紀子さんと抱き合い、次に父親と抱擁を交わしたのだった。
八村がバスケットボールと出会ったのは、中学時代。小学生の時は野球と陸上をやっていたというから大きな「転機」と言えそうだが、同じ頃、プライベートでも「変化」があった。彼が中1の時、両親が離婚したのである。それについて、以前、本誌(「週刊新潮」)の取材に応じた母親の麻紀子さんは、
「別れた後も、塁は普通に父親と会ったりしていましたから、私が“女手一つで育てた”というわけではないのです」
と語っていた。この点、八村の恩師、富山市立奥田中学バスケットボール部コーチの坂本穣治氏に聞くと、
「あいつが苦しんできたのを見てるから……」
と、言葉を詰まらせる。苦しむ八村を救ったのは、バスケットボールだった。
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