「長渕剛」20年ぶり映画主演でもお蔵入りの危機

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誰も関わりたくない

 実は、これまでも長渕の主演映画にはトラブルがつきものだった。映画業界関係者が振り返る。

「『英二』の黒土三男監督とは演出を巡って対立。『とんぼ』の脚本を手掛けた恩人ですが、現在は完全に没交渉になっている。また、主演2作目の『ウォータームーン』では工藤栄一監督と衝突して撮影が難航。結果、長渕ファンの間ですら評価の割れる“失敗作”となり、興行成績も散々だった」

 今作に起用されたのは、ドラマ「相棒」などに携わった権野元監督だが、

「彼はまだ商業映画の世界で目立った実績はありません。要は、ベテランや有名どころの監督は誰も長渕作品に関わりたくないということ。今回の撮影でも長渕が演出や脚本に口を挟むため、遅々として撮影が進まないようです」(同)

 さらに、いよいよ完成が危ぶまれる状況になれば、

「動画サイトのGYAO!が今回の映画の特設サイトを公開していることから、最後はネット配信でお茶を濁すのではないか、とも囁かれています」(同)

 名曲「しゃぼん玉」のように、映画がはじけてとばなければいいけれど。

週刊新潮 2019年4月25日号掲載

ワイド特集「舞台裏の狂言回し」より

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