迫る「令和」改元、受刑者たちに“恩赦”はあるか 平成では1200万人超が対象に
改元が近づくにつれ、俄かに“塀の中”が騒がしくなっているという。
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ある死刑囚の弁護士は、
「先日、面会に行ったら『恩赦で減刑されて私が外に出られる可能性はありますか』と聞かれたのです。答えに窮してつい『まぁ、頑張ってみます』なんて返事をしてしまったのですが……」
無論、弁護士がどうにかできる事案ではないのだが、死刑囚が期待に胸を膨らませるのもむべなるかなで、平成改元の恩赦は1989年から翌年にかけ2度行われ、対象者はのべ1200万人以上にも及んだという“実績”があるのだ。
では実際、重罪人が野に放たれるような事態となり得るのだろうか。元刑務官で作家の坂本敏夫氏が解説する。
「前回の改元の際、私は甲府刑務所で恩赦担当の庶務課長でしたが、ただの一人も該当者はいませんでした。なぜなら、対象となった罪は交通違反や選挙違反といった軽微なものばかりで、収監中の受刑者や被告人とは、ほとんど無関係だったからです」
となれば今回、
「当然、30年前を踏襲するでしょうから、死刑囚や無期懲役囚が減刑されて出てくるなんてことはあるはずがありません」(同)
塀の中からは溜め息ばかりが聞こえてきそうだ。


