「反省したら負け」 ゴマキと酒井法子でわかるスターアイドルの共通点

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反省したら負け ゴマキや酒井法子、大物アイドルの資質とは

 もともと結婚相手とはアイドル時代に実家で同棲していたというゴマキ。結婚式の3次会はファンも招いての大カラオケ大会だったというエピソードも含め、芸能人という人気ブランド感を守ることよりも、自分の居心地の良さを優先したいタイプなのだろう。今回の不倫や、発覚するまでのブログの楽しそうな雰囲気、また発覚してからの詳細すぎる謝罪文も含め、その場がうまくいけばいいや、と後先を考えずに動く場当たり的な軽率さやこだわりの無さを感じる。

 むしろそのある種のマイペースさや図太さという点、それこそがスターアイドルの資質では、とも思う。きっかけは11年ぶりに地上波で「碧いうさぎ」を歌うことになったという酒井法子のニュースを見たからだ。出演にあたってのインタビューによれば、番組の趣旨をわかっていなかった、普段歌の練習もしているから本番当日朝にカラオケで練習してきたと平然と語っていた。地上波復帰、と息巻いていたのは周囲だけで、本人はもうコンビニに行くようなニュアンスなのである。「はいはい、あの歌ね。ちょろいわ」と言わんばかりの高をくくった表情の写真に絶句した。もう、そんな傲慢な姿勢を隠す気もないことに、堂に入った大物アイドルぶりを改めて感じたのである。

 自分に非があっても、涼しい顔をしていられること。かつてゴマキと同じように不倫を報じられた、元SPEEDの今井絵理子議員や上原多香子にもその片鱗はある。謝罪はしても反省はしない、スターアイドルたちの共通点。と思ったら「なんてったってアイドル」とそのものずばりの歌を歌っていた大物アイドル中のアイドル・キョンキョンも絶賛公開不倫中であった。

 モーニング娘。の歴史を変えたとも言えるゴマキ。加入直後の大ヒット曲「Loveマシーン」は今でも歌詞を見なくても歌えるアラフォー世代は多いはずだ。私もその一人だが、まさか冒頭の「あんたにゃ もったいない あたしゃ本当 NICE BODY BODY BODY」が深刻な意味をもって聞こえてしまう日がくるなんて。ゴマキファンの一人としても、明るい未来に就職希望だわ、とつんく♂に改めて伝えたい。

(冨士海ネコ)

2019年3月20日掲載

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