不倫発覚「福男」のその後 逆ギレでお相手に“合意書”送付

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円満に解決された?

「“合意書(案)”とありましたが、あまりに勝手な言い分ばかりなんです」

 彼女によると、文書にはこんな文言が並んでいた。

〈甲は、自身の身上経歴等を偽ったことにより、乙を深く傷つけたことを反省し、乙に対して謝罪する〉

 甲は消防士、乙は彼女である。

〈乙は、第三者に対し甲乙間の関係を開示したことにより、甲に多大な迷惑をかけたことを反省し、甲に対し謝罪する〉

 そして、こんな項目も。

〈本合意により、甲乙間の関係は円満に解決されたので、今後互いに、相手方に対し、中傷、誹謗にわたる行為その他相手方の迷惑となる一切の行為をしない〉

 まさに逆ギレ。ずいぶんと都合のいい言いぐさではないか。

「弁護士さんには、こんな内容の示談には応じられないと伝えました。文書は、あの人がしたことを棚に上げて、勝手に、私が謝ることにされています。“今後は第三者に話さない”とも書かれていて、それに違反したら違約金100万円を支払う、ともありました。サインしろといわれたって、できるわけがないですよ」

 と憤慨する彼女に対してはもちろんだが、消防士は、福男となってからも上司や弁護士にも面倒をかけ、“災い”をもたらしているわけだ。

 ちなみに、上司や弁護士にはなにを訊いても黙して語らず。平成最後の福男は、公式参加行事となっているにもかかわらず、西宮神社の節分イベントに姿を見せなかった。福男選びの歴史にも泥を塗った格好である。

週刊新潮 2019年2月28日号掲載

ワイド特集「栄光の代償」より

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