「ルパン三世」最新作、「スターウォーズ」が大コケ、「金ロー」に異変で“嫌な予感”

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放送が続く唯一の「映画番組」

 1月31日、朝日新聞は「2時間ドラマ枠、キー局の夜から消滅へ TBSが終了」と報じ、大きな反響を呼んだことは記憶に新しい。

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 だが、テレビ局関係者の間では「2時間ドラマの次は、『金曜ロードSHOW!』が終わってしまうのではないか」という話が流れ始めたという。

「朝日新聞の記事は、2時間ドラマを唯一、レギュラー番組として放送していた『月曜名作劇場』が終了するという内容でした。となると、テレビ局の人間としては、同じように唯一生き残っている映画番組が終わる可能性も出て来たと見るわけです」

 40代以上の方なら、テレビで放送される映画を楽しみにしていた記憶を持つ人も多いだろう。だがレンタルビデオの興隆や、BS放送やケーブルテレビによる映画専門チャンネルの人気などを背景に、90年代から2000年代にかけて番組は相次いで終了していく。

 まずは、その歴史を表にしてみた。ご覧いただきたい。

「次々と映画番組が終了していく中、日テレ系列の『金曜ロードSHOW!』は安定した視聴率を記録し、日テレが“視聴率三冠王”を獲得するのに寄与していました。成功の要因はスタジオジブリのアニメ、『ハリー・ポッター』シリーズ、劇場版の『名探偵コナン』など、子供からティーン層までを狙った作品を放送してきたからです」(同・関係者)

 かつては金曜の夜ともなると、テレビの前に陣取る父親の姿は珍しいものではなかった。だがライフスタイルの変化などから、父親だろうが独身の会社員だろうが、誰もが金曜の帰宅時間は遅くなる傾向が続いている。

 日テレは「金曜の夜にテレビを見ているのは若年層と、その母親」という現状を踏まえ、そうした視聴者層を狙い撃ちする番組編成で視聴率を獲得してきたという。

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