日本人のIQは世界で第何位? 「国別IQランキング」の衝撃

国際2019年2月4日掲載

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IQが高い北東アジア

 概して、日本の属する「北東アジア」のIQ平均値は高い。

 中国(106.8)、シンガポール(110.6)、香港(108.8)、韓国(106.4)、日本(105.4)となっている。

「日本が中国や韓国に負けているはずはない!」と憤る向きもいるかもしれないが、この差は誤差の範囲内と見ても問題ないだろう。むしろ注目すべきは、前述の通り、この地域全体の値が高いという点だ。

 同書掲載の一覧表を見る限り、このように軒並み3ケタの数字が並ぶのはこの地域くらいだといっても過言ではない。「ヨーロッパ系白人」の区分では、42カ国中、100を超えているのは、ベルギー、イングランド等6カ国だけ。フランス、ドイツですら100に満たない。

 先進国で見ても、アメリカ(のヨーロッパ系白人)が99.7、オーストラリア(のヨーロッパ系白人)が98.2という具合なので、単純に比較すれば、北東アジアの高さは突出している。日本の上に位置しているのは、前述の北東アジアの4カ国とミャンマー(107)のみ。日本は第6位ということになる(ただし、橘氏によればミャンマーのデータは正確さに疑問ありとのこと)。

 もちろん、IQの高さイコール「賢さ」ではないことは言うまでもない。橘氏は、IQというのはあくまでも知識社会への適応度を測るものさしだという点は強調している。

 アボリジニのIQは一般に高くないとされていて、60年代からの調査では55~60程度とされていた。しかし、1981年に西オーストラリア大学の研究者ジュディス・カーリンズが、アボリジニと白人の子どもの知能を比較したところ、興味深いことがわかったのだ。

「色や形のちがう20個の積み木を子どもの前に置き、30秒間でその場所を覚えさせる。その後、いったんばらばらにし、元の位置に戻すよう指示する。
 空間記憶能力を測るこのテストで、アボリジニの子どもは同い年の白人の子どもをはるかに上回る成績をあげた。白人の子どもの知能を100とすれば、、アボリジニの子どもは1標準偏差以上も高い119だったのだ」

 おそらくこれは、砂漠に暮らすアボリジニにとって空間記憶能力はとても重要だからだと考えられている。つまり、砂漠に放り出されれば、「高いIQ」であるかどうかは重要ではないというわけだ。

 科学的な調査などをしなくても「勉強はできるけど社会ではボンクラ」という人は珍しくない。そう考えるとIQの高さにあまり浮かれるべきではない、ということか。

デイリー新潮編集部

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