「小池都知事」が排除せずとも… 最側近が“登庁拒否”する確執事情

政治週刊新潮 2019年1月24日号掲載

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 貧すれば鈍する。現在の小池百合子都知事(66)を表わすのにこれ以上、適切な言葉もあるまい。宿敵だった自民党都連に頭を下げたかと思えば、お膝元の都民ファーストの会からは離党者が続出。ついには、小池フィーバーの立役者とも言える「最側近」との確執まで取り沙汰されている。

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 年末年始の「都庁の女帝」を巡っては、明るい話題など皆無に等しい。

 ブラックボックスだの、頭の黒いネズミだのと散々罵った自民党都連に急接近したのは昨年11月。「言葉に過ぎた部分があった」と平謝りしたのは、まぁ、「政界渡り鳥」の異名を持つ彼女にしてみれば平常運転かもしれない。だが、あまりの変わり身の早さに「フィーバー」に踊った有権者も呆れ果てたのか、

「昨年末に行われた西東京市議選では、都民ファが支援した候補者は全員落選。4月に迫った統一地方選の前哨戦でこの大敗は致命的です。無論、党所属の都議も凋落ぶりに危機感を抱いており、年明け早々、3人の都議が離党届を提出しました」(都政担当デスク)

 国政進出の際には、「排除」のひと言で肝煎りの新党を自滅に追い込んだ小池知事。いまやそんなセリフを発するまでもなく、身内に去られるお寒い状況だ。

 だが、それ以上に関係者が注目するのは、腹心・野田数(かずさ)氏(45)の動向である。

「野田さんは2016年の都知事選で小池さんから選対本部を任され、翌年の都議選を大勝に導いた参謀です。都民ファの初代代表というだけでなく、都議会公明党に根回しするなど、常に小池都政をウラで取り仕切ってきた。ただ、ここに来て、都庁で彼の姿を見掛けなくなったのです」(同)

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