今年生き残る“モノマネ受けする芸人”はどっち? 「チョコプラ」VS.「ガリットチュウ福島」

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 ZOZOの前澤友作社長(43)が「100人に100万円お年玉企画」を発表するや、すぐさま便乗したのが、前澤社長をモノマネレパートリーに持つ“チョコプラ”長田。こちらは「100人に100円(総額1万円)プレゼント企画」であったが、フォロワーは10万人を突破! その人気を見せつけた。

 年末年始にバラエティを席巻した若手芸人といえば、漫才コンビの千鳥。だが、本業とはちょっと異なる形で出まくっていたのが、チョコプラことチョコレートプラネットの長田庄平(38)と松尾駿(36)、そしてガリットチュウの福島善成(46)だ。それぞれがモノマネでウケたわけだが、そもそも彼らはモノマネ芸人ではない――。

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 チョコプラはコント芸人であり、キングオブコントでは2008、14、18年のファイナリストにもなった実力派。もっとも、それ以上に、2人ともモノマネが上手いのである。長田には和泉元彌(44)や片岡愛之助(46)、氷室京介(58)、松尾にはIKKO(56)やイジリー岡田(54)、“消臭力”のCMソングを歌う外国人少年といったレパートリーがある。

「特に昨年からは、長田の和泉元彌“そろり、そろり”と松尾のIKKO“どんだけ~”のモノマネで取り上げられることが多くなりましたね。その2人の役を使ってコントを披露することもありますが、もっぱらコメンテーター的な役割で本人に成り代わって答える、いわゆる“モノマネ受け”芸人ということが多かった。コメントを振られても、“どんだけ~”のひと言で笑いを取れる。本人に成り代わってコーナー進行などもできますから、バラエティ番組にブッキングしたくなるわけです」(民放プロデューサー)

 一方のガリットチュウは漫才コンビなのだが、表に出ているのはボケ担当の福島のみで、メイクによる顔真似、コスプレが多い。圧巻なのはそのレパートリーの豊富さで、貴乃花光司(46)、ダレノガレ明美(28)、船越英一郎(58)、丸山桂里奈(35)、深田恭子(36)、IKKO、ISSA(40)、織田裕二(51)、クリスチャン・ラッセン(62)、ジャッキー・チェン(64)、ショーンK(50)、デヴィ夫人(78)などなど、老若男女、人種を問わず、なんだかよくわからないけれど似ているのである。

「顔真似は、リアクションを抜いたときに一発でわかるので、笑いが取りやすいんです。特にガリット福島は、さまざまなマネができるのが重宝されて、昨年は『24時間テレビ』(日本テレビ系)にまで起用されたほどです。昨年11月には140人以上のモノマネをした写真集『哀愁―ガリットチュウ福島のモノマネ人生劇場』まで出版しましたからね。『サンデージャポン』(TBS系)などでも、話題となった人のマネでポンと出てきたりもしますし、タレントの再現VTRで出て来ることも多い。常に新ネタを仕込むタイプなので、モノマネについての不安はないでしょうね」(同・民放プロデューサー)

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