「釈由美子」が嫌っていたバラエティに積極出演 “何でもやります”と豹変のワケ

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女優で成功

 その後は女優としてドラマや映画に出続けた。「生きるための情熱としての殺人」(テレビ朝日系列:2001年)で連ドラ初主演し、“おいきなさい”がキメ台詞だった03年の「スカイハイ」(テレビ朝日系列)は深夜枠にもかかわらず平均視聴率9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を取って、04年に第2シリーズも放送された。06年の「7人の女弁護士」(テレビ朝日系列)では、野際陽子(1936~2017)、川島なお美(1960~2015)、南野陽子(51)、三浦理恵子(45)らを脇に置いて、主役を演じ、こちらも08年に第2シリーズが放送された。

「ときどき顔が変わったりして整形疑惑などが囁かれたりしたこともありましたが、15年にレストランなどを経営する実業家と結婚し、翌年には男子を出産。結婚後はドラマにチョイ役で数本出た程度でしたが、ここに来てバラエティへ進出してきたわけです。いまでは『NGなしで何でもやる!』と言っているそうです。子供はまだ2歳半くらいで手が掛かることもあって、長期のドラマよりも単発のバラエティを優先しているのでしょう。それにしても、あれほど嫌がっていたバラエティなのに、意外ですね」(同・民放ディレクター)

 その心境の変化については、今年1月8日に読売新聞に掲載されたインタビューでこう語っている。

「誰かに愛されたい、認められたいとずっと思ってきたが、息子に愛情を注ぐことで自分の軸が定まった」

「つらいときは息子とゴロゴロする。『いいかげん』の大切さを知ったらすごく楽」

「失敗しても、それが今の自分と認められるようになった」

 どうやら、出産をきっかけに吹っ切れたようなのだ。インタビューでは長男に読み聞かせを続けているとの母親としての情報も……。

「元祖天然タレントが復活、それもパワーアップしてとなると、女性のバラエティ界は渾沌と化すかもしれません。それにママタレとしての付加価値付きですからね。 釈はかつての不思議ちゃん系の話もできますし、意外とトークの幅は広いし、名門・吉祥女子から学習院短大へと進んだくらいですから頭もいい。他のママタレもウカウカしてられないでしょう」(同・民放ディレクタ)

 母は強し――。

週刊新潮WEB取材班

2018年12月29日掲載

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