「皇室」が売れ行き好調という2019年カレンダー 付属する“謎のシール”の正体は…

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 スマホでいいじゃん、の声も聞こえてきそうではあるが、なんだかんだでお世話になるのが紙のカレンダー。あなたはもう来年用を準備しただろうか。そんな2019年のカレンダーにいま、ちょっとした異変が起きている。

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「数年前の『妖怪ウォッチ』や『アナ雪』ブームに比べれば、売れ筋のキャラクターものというのは特にないですが……」

 と語るのは、カレンダーの商品企画・制作・販売を行う「株式会社トライエックス」の沼端宏社長だ。同社が扱うのは、女優からスポーツ選手、動物ものなどじつに700種類以上のカレンダーだ。

「今年は、『皇室カレンダー』の売れ行きが好調なんです。やはり、来年4月で天皇陛下がご退位され、“平成最後の皇室カレンダー”ということでお求めになるでしょうか。例年に比べ、だいたい倍の売上です」

 具体的な部数については公表NGとのことだったが、表紙に「皇室御写真集」と銘打たれたこちらは、2カ月ごとに1枚の写真が配された定番商品。手元にある卓上版をめくってみると、1月2月には両陛下を中心に東宮ご一家、秋篠宮家ご一家がお揃いになったショットが、3月4月には天皇皇后両陛下が揃ったお写真が採用されている。そして5月6月には皇太子さまと雅子さまが――と思いきや、写真キャプションには〈天皇皇后両陛下〉とある。そう、5月にはお2人は“殿下”ではなく、“陛下”なのだ。

 そのため、お誕生日やご結婚日などが記された付属の「皇室ご略歴」ページにも、〈表記は、天皇陛下のご退位及び皇太子殿下のご即位、以前の敬称となります〉と、例年の皇室カレンダーにはない断り書きがある。

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