「ナベツネ」不在の巨人全権「原監督」 金権補強のポンコツリスト

野球週刊新潮 2018年12月6日号掲載

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 勝率5割にも届かなかった今年の巨人。だから、原辰徳監督(60)に課せられた使命は、来季の「絶対優勝」だそうだが、見境のない金権補強に寄せられるのは、優勝どころか、チームが瓦解するという悲鳴――。

 今年の打率が2割8分9厘といっても、出場試合は77。そんなオリックスの中島宏之内野手(36)を推定年俸1億5千万円で、続いて、出場試合が40だけだった西武の炭谷銀仁朗捕手(31)を、3年総額6億円で獲得した原巨人。大リーグのパドレスのビヤヌエバ内野手(27)とも年俸300万ドル(約3億3千万円)で契約したという。

 で、巨人担当記者の耳に入るのは、選手たちの嘆きばかりだという。

「ビヤヌエバが来るので阿部慎之助が捕手に戻る。なのに炭谷も加われば、小林、宇佐見、大城という結果を出して形ができてきた選手がひっくり返されてしまう。また、西武が大リーグに行くのを引き止めなかったような中島を使うために、若手の出番が減って、なのにスタートダッシュで中島が低迷したら、巨人にとってもすごくマイナスです」

 中軸打線も、

「今年ブレークした岡本和真を大抜擢したのは、2軍監督時代の斎藤雅樹。その斎藤が辞めて後ろ盾が消えたところに、岡本が守ってきた一塁はビヤヌエバに任されるので不安になっている。そのビヤヌエバは左投手しか打てず、右投手の外に逃げるスライダーには全然対応できません」

 そして、この記者は、

「原監督の構想は、ちぐはぐで一貫性がない」

 と断じるのである。

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