事件の話題は出なかった「ASKA」の5年ぶり公演 Chageとは“時が来ればまた一緒に”

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「あいつも好きなことやってますよ」

「歌もさることながら、合間のお喋りも期待していた」と先とは別の観客は言う。

「久しぶりに聴ける肉声ですからね。のっけからIKKO(56)の真似で『お待たせ~』と饒舌でした。YouTubeを見て練習したそうです。会場にいるマスコミに向けて、『ものまねの件は書かないで』とも。あとは『タクシーに乗ったら運転手に歌うようふられた』とか、終始ごきげんでした。『アンコールしてくれると思うけどね』と要求して一度舞台から去ったり、アンコールで『YAH YAH YAH』を歌ったら、『この曲、歌わなきゃいけないから……クリスタルキング、大都会!』ってボケたり。でも、事件については触れませんでした」

 代わりに言及したのは、相方のChage(60)について。観客の記憶を元に書き起こすと――。

「取材なんかでも『ソロなの? CHAGE and ASKAなの?』ってよく訊かれるんですけれど、結構ストレートに訊いてくるんです。ほんとね、今はもういいんです。(おどけた調子で)触らんといて! お互い好き勝手やってるんで。あいつも好きなことやってますよ。Chageはテレビが好きだから。オレびっくりした。このあいだテレビ見てる時、あの番組、何て言うんだっけ、『さあ、何点だぁ? あれえ』、『何点だぁ?』って番組にゲストで出てましたね(※編集部註:何の番組を指しているかは不明)。今ね、CHAGE and ASKAへの愛情を互いに感じてれば、これでいいじゃんって。やりたいことがどんどん変わってきているのに、それを取り上げて無理やりやるのは不自然だから。やるとなったら、またね。自分からやるからって時が来るでしょうし。それまではお互い、好きなことやってようと。ですので(おどけた口調で)聞かんといて~。(※編集部註:会場から「待ってる!」の声が飛び、またもやIKKO風に)感謝の嵐~。ごめん似てないな。昨日、練習したんだけど。ありがとう」

 事件前の09年からデュオとしての活動は休止していたとはいえ、2度目の逮捕時にはコメントを出し、時に〈ご心配をおかけして申し訳ございません〉とChageに謝らせていたことを考えると、やや軽い気もしないではないが……。

 こんな“生のASKA”が拝める今回のツアーは、来月19日まで。会場によってはまだ空席がありますよ。

週刊新潮WEB取材班

週刊新潮 2018年11月6日掲載

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