遅すぎたの声も… テイラー・スウィフトが“反トランプ”を表明したタイミング

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「テイラーを好きになるとは思わなかった」とカニエファン

 既に報じられているとおり、カニエはズブズブのトランプ支持者。トランプのキャッチコピーである「Make America Great Again(偉大なアメリカをもう一度)」が入った赤いキャップをかぶりホワイトハウスを訪問するカニエの姿は、日本のメディアでも紹介された。

「そもそもは09年のMTVアワードで、テイラーのスピーチ中にカニエが割り込んできたことから始まった確執です。そして2年前には、カニエが『Famous』という楽曲で、『オレがアイツを有名にした』とラップしたのです。カニエ曰く『テイラーと合意の上での歌詞』だそうですが……」(関氏)

 実際はもっと過激な単語を用いたリリックなのだが、本稿では割愛。こうした因縁の相手がトランプ支持で、テイラーが反トランプともなると、政治的にも“VS.”で語られるのは必然だ。こうした切り口の記事は散見される。

「人種差別に反対してきたはずのカニエは今やトランプのサポーターで、『2024年の大統領選に出る』なんてことまで口にしています。この文脈でいえば、“差別する側”であるはずのテイラーが民主党支持を明らかにしたことで、彼女を評価する声は、長年のカニエファンからもあるんです。『私がテイラーのことを、ちょっと良いと思う日が来るなんて』なんて書き込みもありましたよ」(関氏)

 テイラーは、11月末に3年ぶりの来日も果たす。日本の政治にもなにか言ってくれたりして……?

週刊新潮WEB取材班

2018年10月22日掲載

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