塚原夫妻vs.池谷・森末の“対立”はフジvs.日テレ・TBSの代理戦争に発展

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坂上忍が流れを変えた!?

 民放キー局の社員、特にワイドショー担当となると、つくづくケンカが好きらしい。我々素人には、「混迷を増しているだけ」という感もある体操のパワハラ問題だが、彼らにはある意味で“理想的”な展開だという。

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 ワイドショーの担当ディレクターが「誤解を恐れず、率直に言わせてもらいますが」と前置きしながら言う。

「二転三転する展開こそ、最も視聴率を稼げるのです。誰も原点など忘れているでしょうが、この問題は日本体操協会が速見佑斗コーチ(34)に処分を下したことが発端です。宮川紗江選手(19)に暴力的な指導を行っていたのが理由でした。このまま終わっていれば、はっきり言って、ワイドショーの出番はなかったでしょう。新聞が真面目な記事を書くだけだったに違いありません。この問題が社会的関心事となったのは、被害者であるはずの宮川選手がコーチを庇うという意外な展開があったからです。そして塚原光男副会長(70)と妻の千恵子女子強化本部長(71)という、テレビとしては非常に絵になる“悪者”が登場したからです」

 ワイドショーは当初、可憐な宮川選手を極悪非道の塚原夫妻が苛めているという構図に乗っかった。だが、9月6日、「バイキング」(月〜金:午前11時55分〜午後1時45分/フジテレビ系列)は速見コーチが宮川選手を強烈にビンタする動画を放送。“塚原夫妻悪人説”に異議を唱えた。

「フジテレビは『直撃!シンソウ坂上』(毎週木曜:午後9時〜午後9時54分)でも、坂上忍さん(51)が塚原光男さんに単独インタビューを行いました。フジテレビの幹部クラスで塚原さんにパイプを持っている人がいた可能性はありますが、坂上忍さん本人が塚原夫妻か、その弁護士の信頼を勝ち得たのではないかと思います。この報道以降、民放各局では体操のパワハラ問題をどう報じるか、その方向性が変わってきています」(同・ワイドショーの担当ディレクター)

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