2023年月旅行 ZOZO「前澤友作」が「イーロン・マスク」に投じるカネ

IT・科学週刊新潮 2018年10月4号掲載

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〈私を月に連れてって。星に囲まれて遊んでみたいの〉

 1960年代にヒットした「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」は、今でもカバーされる名曲だ。それから半世紀余り、本当に月まで連れて行ってもらう約束をしたのが、スタートトゥデイ(ZOZOTOWN)の前澤友作社長(42)である。

 9月17日、スペースX社(カリフォルニア州)でイーロン・マスク氏とともに会見した前澤氏によると、月周回旅行に出発するのは23年。同社のロケットに乗り、アーティスト6~8人を招待するという。この、月旅行のために作られた『#ディア・ムーン・プロジェクト』の事務局によると、

「計画が持ち上がったのは1年ほど前からです。一緒に行く人は画家やミュージシャン、小説家など幅広いジャンルから選ぶことになる。剛力彩芽さんですか? 今のところ同行する予定はないと聞いています」

 テスラ社のCEOでありスペースXも経営するマスク氏は、将来、人間の火星移住を実現するとブチ上げている。月旅行はそれより簡単そうだが、物見遊山の団体客がぞろぞろと行けるものなのだろうか。

 JAXAの的川泰宣名誉教授が言う。

「有人の月周回は半世紀前にアポロ計画で実現している技術。JAXAも無人機ですが11年前に『かぐや』を月まで送っています。大事なことは、一般人を乗せて大気圏を抜け、無事に地球まで連れ帰ることが出来るかどうか。少なくとも5G(地上の5倍の重力)に耐える訓練を受けなくてはいけません。気絶してしまっては宇宙旅行の意味がありませんからね」

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