たけし「スポーツ大将」がまさかの打ち切り なぜスポーツバラエティはウケないのか

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「ビートたけしのスポーツ大将」(テレビ朝日系・日曜午後7時58〜)の9月終了が正式に決定した。“天才キッズよ、2020で待ってるぜ!”のキャッチフレーズとともに、27年ぶりのレギュラー復活だったが、2020を待たずに終了。東京五輪を前に盛り上げるはずのスポーツバラエティが盛り上がらないのはなぜなのか。

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「ジジイの力で目に物を見せてやります! ご期待下さい!」とビートたけし(71)が意気込みを語って、昨年(2017年)11月にスタートした「スポーツ大将」。

 たけしは「一世を風靡した番組が帰ってくるというのは非常に珍しいことですし、その司会にまた私なんかを使ってくれることも非常にありがたいと思っています」とも語っていた。

 民放関係者が言う。

「確かに80年代後半、『スポーツ大将』は大ヒット番組でしたからね。それが昨年、復活したのは、再来年に迫った東京オリンピックを見込んでのことです。それも、現在のバラエティ番組“最強王者”『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の裏に、わざわざぶつけてきた。真っ向勝負をかけたのにかかわらず、東京五輪を待たずに1年足らずで終了というのは、テレ朝としても想定外だったかもしれませんね。今後はスペシャル番組として不定期で放送するそうですが、元々この番組、レギュラーとはいっても、毎週放送されず休止が多かった。これでは視聴習慣もつきませんから、5~7%という視聴率も納得です。加えて、MCのたけしさんが来年のNHK大河『いだてん〜東京オリムピック噺〜』で古今亭志ん生(1890〜1973)を演じ、ナレーターを務めるという“裏かぶり”。同時間帯に複数の番組に出演するのは業界では御法度ですから」

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