パワハラ騒動で大はしゃぎした「池谷幸雄」「森末慎二」 背景に世代間闘争

スポーツ週刊新潮 2018年9月13日号掲載

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 若き才能への深刻な影響が気になる宮川紗江選手(18)をめぐるパワハラ問題だが、それを横目に大はしゃぎしていたように見えるのが、2人の五輪メダリスト。池谷幸雄氏(47)と森末慎二氏(61)のタレントコンビである。

「その神経がわからない。ホントに腹が立つ。人間としてやっちゃいけない」(池谷氏)

「(謝罪文は)苦し紛れ。見た瞬間、はぁ?っていう感じでしたね」(森末氏)

 騒動が始まると、2人は連日テレビ局をハシゴ。塚原氏は彼らから見て一、二回りほど上となるが、そんな世代間ギャップも関係なしと、批判に勤しんでいるのである。

「2人共、そこには“背景”があるんです」

 と述べるのは、体操界に詳しい、さるベテランジャーナリストである。

「今の体操界は、塚原さん率いる『朝日生命体操クラブ』と、日体大体操部が2大勢力。もともと塚原さんも日体大の出ですが、反りが合わずに外に出て選手を育ててきた。以来、両者は選手育成や協会人事など、事あるごとにお互いを牽制し合ってきました」

 そして、池谷、森末両氏は日体大卒。見る人が見れば、2人の発言は少しも驚きのないものなのだ。

「それに加え、森末さんは、奥さんが日体大の体操部の現役コーチ。日体大の利害関係者でもあります」

 と言葉を継ぐのは、さるスポーツライター。

「池谷さんには、これまで数多くのスキャンダルがあり、陰に陽に嫌悪感を示していたのが、塚原さんでした」

 確かに、過去の報道を見るだけでも、池谷氏は、借金、業者との癒着、不倫、セクハラ、妊娠騒動と、枚挙に遑(いとま)がない。彼がモラルを語ること自体、どこか違和感を禁じ得ないのである。

 当の池谷氏に聞くと、

「そういう見方があるのは仕方がない。けれど体操界を良くするために言えることはきっちり言っていく」

 森末氏も、

「利害ではなく、体操界のために声を上げているんです」

 とえらくマジメなお答えだが、つい先日の番組では、こんな場面も。

司会者「2人が協会に入って下さいよ」

池谷&森末「ハハハ」

 ……“勘違い”だけは起こさないでくれ。

特集「ひねりすぎでG難度という『体操界』の交戦規定」より