海外で食品使用NGの有害物質! ラットでがん発生「酸化防止剤」入り商品 愛猫・愛犬が食べてはいけない「ペットフード」実名リスト

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BHAとBHT を使用した11商品

「個々の危険性も問題ですが……」

 とは、前出の小薮氏。

「これらは2つ併せて用いられることがよくある。が、その場合に何が起こるのかがあまりわかっていないのです」

 掲載の表が、大手ペットフード会社のうち、BHAやBHTが用いられている11商品の一覧だ。さすがに数は少ないものの、著名メーカーの製品にこれらが使われていることに驚かされる。

 これら2つの添加物は、酸化防止剤として用いられている。つまり、食品中の色素や油の酸化を防ぎ、変色や味、風味の悪化、さらには、有害物質の生成を防ぐ役割を果たす。その意味では、これまでに紹介したように、色弱の犬猫に着色料や発色剤を使用するほど無駄なこととまでは言えないが、

「代替物はありますよ」

 と言うのは、前出の臼杵院長である。

「天然由来のミックストコフェロールやビタミンCが酸化防止剤として使えます。こうした代わりがあるのに、あえて両者を使い続けているメーカーは、消費者のことを考えていないとしか思えません」

 実際、様々なペットフードを眺めてみると、これらの“代替”酸化防止剤を使っている商品も数多いことに気が付く。どちらの商品を選ぶかは、あなた次第である。

(4)へつづく

週刊新潮 2018年8月16・23日号掲載

特集「危ない実名リスト! 第2弾 『愛猫』『愛犬』が食べてはいけない『ペットフード』」より

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