逃がした魚を再捕獲… 「日大」へ進学の池江璃花子、不祥事の影響は

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 誰よりも速く、水路を一直線に泳いだ彼女、その進路選びが心配だ。アジア大会では金メダル6個と、大活躍を見せた池江璃花子(18)。東京五輪への弾みとなったに違いないが、“本番”を目指す前に、彼女が決めなくてはならないのが進学先だ。“タックル問題”でブランド失墜の日大へ進学希望というが、大丈夫?

 アジア大会では、52個のメダルラッシュを演じた日本競泳陣。なかでも、目覚ましい活躍をした池江は、6日間でリレーを含めた8種目に出場し、金6、銀2とすべてのレースでメダルを獲得した。

 スポーツ紙記者が言う。

「2年前のリオ五輪では初出場ながら、決勝まで行きましたが、そこで気持ちが燃え尽き、昨年は辛い年を送っていました。世界選手権では一度も表彰台に上がれず、さらに故障続きで伸び悩んでいたのです」

 それだけに今回は、まさに大復活といえよう。

 元シドニー五輪代表で、日本水泳連盟理事の萩原智子氏の話。

「去年から本格的にウエイトトレーニングを始め、弱点だった下半身に筋肉が付きました。結果、スタートの飛び出しが鋭くなり、その勢いが泳ぎにも繋がってスピードも上がったのです。特にラスト15メートルで力強いキックが出来るようになったのが大きい。去年までの彼女は、正直、東京五輪でメダルに手が届くかどうかだと思っていましたが、今は確実に金を狙える位置に来たと言えます」

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