先日終了が伝えられた「とんねるずのみなさんのおかげでした」には、最近、同性愛者を笑い者にしたのではないか、という批判が寄せられ、フジテレビの社長が謝罪するまでの事態に発展した。
茂木健一郎氏のように、外野から「テレビはオワコン」と言うのは自由だけれども、現場の状況がどれだけわかっているのか。予算不足以外にも、現場を苦しめているのが、「一億総批評家」とも言うべき風潮だ――前回に続いて、ビートたけしのテレビ論を『バカ論』からご紹介しよう(以下、引用は『バカ論』第4章「バカがテレビを語っている」より)。...
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あの朝ドラの「モデル」になった料理研究家は誰か
朝ドラの料理の話、といっても、現在放送中の『まれ』のケーキの話ではない。
先日放送が終了したNHK朝の連続テレビ小説『マッサン』のモデルがニッカウヰスキーの創業者夫妻、その一つ前の『花子とアン』は村岡花子というのは誰もが知るところだろう。では、さらに一つ前、『ごちそうさん』の「め以子」のモデルについてはご存じだろうか。
基本的に『ごちそうさん』はオリジナルのストーリーで、め以子については特定のモデルがいるとはされていない。
しかし、実はある程度参考になった人物がいたのではないか、と指摘するのは、作家で生活史研究家の阿古真理(あこまり)さんだ。...
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