増え続ける韓国「慰安婦像」ショット集 ついに「教育」と「記念日」も

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 この7月から韓国のソウルで、小学5、6年生と中学生を対象に「日本軍慰安婦歴史教育」なるものが始まっている。「日本軍慰安婦は性奴隷」で「昼夜を問わず性暴力を受けていた」などと放課後の時間に教える、まさに“小中学生相手にそれ言うか”といった内容だが、日本にとって頭痛のタネはこれだけにとどまらない。

 2011年に在ソウル日本大使館前に設置され、日韓問題に発展した少女像(写真1)。これが増加の一途を辿っている。多くは台座付きの立派なつくりで、人目につきやすい場所に堂々と……。

 元時事通信社ソウル特派員の評論家、室谷克実氏が言うには、

「1体設置するのに、ざっと500万円ほどかかると聞きました。有志が募金で集めるのですが、声をかけられれば金を出さないわけにいかない、半ば強制的な募金。日本大使館前に像を据えた左派団体系の市民や学生らが主導するケースが多いようです」

 鎮座するのはいずれも一等地だが、

「自治体としても“ここに置け”という彼らの求めを拒否できません。首長にしてみれば、断ると次の選挙で落とされるおそれがありますから。像に対して“公共造形物”の指定が下りれば、維持管理費も公的負担となります」

 文在寅政権下で像の数は増え続け、いまでは韓国国内でゆうに100体は超えるというのだ。

 そして今年から8月14日は「慰安婦被害者をたたえる日」という記念日になる。1991年、1人の女性が初めて元慰安婦だと自ら名乗りをあげたのが、この日だったことにちなむらしい。

「もはや慰安婦というのは韓国人にとって右も左もない、国の宗教のような位置づけ。その前では学術的批判すら無効となる、ご本尊さまなんです」

 未来志向をうたった「日韓合意」の精神は遠のくばかりだ。

週刊新潮 2018年8月9日号掲載

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