問題噴出「細野豪志」「野田夫妻」「GACKT」と面識 文科省解体捜査でも浮上したフィクサーの正体

政治週刊新潮 2018年8月9日号掲載

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たった140万円と言うなかれ

 改めて先の司法担当記者によれば、

「川端は、銀座の高級クラブが集うビルにある『N』に谷口とよく顔を出し、奢ってもらっていたそうです」

 たった140万円。佐川宣寿前国税庁長官とか加計学園の問題とか他にやることあるんじゃないの? 政権に刃向った前川喜平前次官がいた文科省だからターゲットにしている?――そんな声に対し、ベテラン・ジャーナリストの言葉を借りれば、

「検察の仕事っていうのはね、どぶさらいなんだよ。政策に関与したり、国民世論に応えて捜査するもんじゃない。佐川の件は相当ムリしないとできない。刑事訴訟法だけを武器にこつこつと捜査するのが本来の仕事。だから、今回の文科省汚職こそ彼らの任務。たった140万円と言うなかれ」

 ということになる。ただ、

「予算と人事を握られている以上、政権の意向に反した捜査はできません。当たり前のことです。就任して着実に仕事をこなす森本(宏)特捜部長は明言しないものの、もちろんバッジを挙げたいと思っているようですけれどね」(先の司法担当記者)

 そうは言っても、狙い撃ちの続く文科省。なにしろ、10人いる局長クラスのうち既に2人が逮捕・起訴され、省内は上を下への騒ぎ。行政の歪みが糺される過程なのか、もっと歪みが顕在化するのか。

「谷口と知り合いのキャリアは複数おり、携帯やパソコンを当局に提出しています。飲食を共にするなかで、職務権限にかかわる案件について便宜を図ったか否かを調べられている。逮捕されないまでも省内での懲戒処分の可能性は否定できない。また、次官室はガサ入れされ、次官本人も任意で事情を聞かれている」(同)

 となると、官邸関係者が、

「10月に次官は交代予定ですが、それまで持つのかという問題がある。仮に持ったとしても、その際の人事で、局長、場合によっては次官自体にキズのついていない他省庁の人材をあてることも官邸は画策しています」

 と話すような、文科省解体論も浮上しているのだ。

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