7歳年下の夫も関与か モリカケより悪質だった「野田聖子」の圧力問題

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当局に睨まれる

 釈明の場で野田氏は“金融庁に一般的な説明をして貰っただけ”“圧力ではない”と弁明したものの、

「今回のように事務所秘書が同席したことは、明らかに金融庁の役人に対する圧力だといえます」

 と政治アナリストの伊藤惇夫氏は指摘する。

「もし一般的な説明を聞いただけだとしても、当該企業はわざわざ野田事務所を通して役所へ問い合わせたわけですからね。このこと自体、役所に圧力をかけてくれという意味になりますし、金融庁が圧力と受け取るのは当然です。たとえば森友問題では、昭恵夫人付の政府職員だった谷査恵子氏が官庁へ問い合わせをしましたが、その場に籠池夫婦を同席させていたわけではありません。けれど、野田さんの秘書は仮想通貨を運営する企画会社の人間を同席させたという点で、森友問題より露骨だと思います」

 政治家の力を背景に、民間事業を有利に進めようとした疑惑の「モリカケ」問題より悪質となれば、野田氏の責任はいよいよ重大だ。

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