サンマは早くも初競り “一尾7万円”を出した「寿司屋」語る
〈さんま、さんま、さんま苦いか塩っぱいか〉
佐藤春夫の詩にもあるように、昔からサンマは庶民の食卓に似合う魚だった。だが、最近は高級魚の扱いになることもある。
「台湾船の乱獲に加えて、三陸沖にやってくるサンマの数(来遊量)が、減っているのです。今年も史上最低だった去年より少ないとの予測から、初物にはプレミアム価格が付くと見られていました」(市場関係者)
それもあってか、7月11日、札幌の中央卸売市場で行われたサンマの初競りで、付いた値段が何と1キロあたり50万円! 今年の築地の初競りで大間産マグロが1キロあたり9万円だったから、それをはるかに上回る値段である。...
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