“護衛艦風呂”に食糧供給で輸送艦も出動…西日本豪雨で呉市の海上自衛隊が大活躍

社会2018年7月24日掲載

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入浴・飲用水の支援に感謝の声が続々

 連日、痛ましいニュースが報じられている西日本豪雨。だが陸路が寸断されていることや、広島県呉市に基地があることなどから、海上自衛隊が存在感を発揮している。

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 例えばTwitterでは感謝の声が多数、確認できる。だが、その前に、まずは主な新聞各紙の見出しをご覧いただこう。

◇「自衛隊風呂 癒やしの湯 給水支援も 呉 西日本豪雨」(中国新聞社・7月10日)
◇「濁流が覆う陸の孤島 断水の呉『護衛艦風呂』3時間待ち」(朝日新聞電子版・7月10日)
◇「海路でガソリン供給 呉・江田島 西日本豪雨」(中国新聞社・7月11日)
◇「西日本豪雨/防衛省、食料供給で輸送艦出動」(日刊工業新聞社・7月11日)

 海上自衛隊の「呉地方隊」のホームページにアクセスすると、当然のこととはいえ、トップページには従来のものとは異なる大きなフォントで、災害支援情報が広報されている。

《艦艇等による入浴支援・飲料水の支援について
大雨の影響で呉市、江田島が断水になったことから以下のとおり艦艇等による入浴支援・飲料水の支援をおこないます》

 同ホームページの「支援の様子」を見ると、入浴支援は護衛艦「かが」「いなづま」「さざなみ」、補給艦「とわだ」、潜水艦救難艦「ちはや」が行っており、からす小島艦艇乗員待機所では女性だけを対象とした支援を行ったことがわかる。

 また、断水で水の確保が大問題となっていることから、飲料水支援も実施した。午後2時から午後7時まで、1人4リットルを上限に水を供給した。

 風呂と飲料水の支援が公式サイトで真っ先に表示されるということが、被災地の大変な状況を雄弁に物語る。そしてTwitter上では入浴支援に関する感謝の声が多いようだ。

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