キムタク、中国の客寄せパンダに キレキレのダンス披露

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のりピーに完敗

「本番は夏休み商戦に向けたこれからで、中国本土、香港や台湾でも流します」

 とは、PR動画を企画・制作した広告代理店担当者だ。

「訪日外国人の動向をみると、特定の百貨店を目当てに足を運んでいるわけではない。銀座や新宿へ行った際、たまたま大きなデパートがあったから入るという場合が多いそうです。ちなみに、渋谷で最も人気のあるスポットはスクランブル交差点で、西武渋谷店はそこから徒歩2分と好立地。その強みをもっと訴えていこうと、今年からそごう・西武のイメージキャラクターを務めている木村さんにご登場願ったのです」

 かつて北京でコンサートを開いたSMAPは、3万人を動員して「世界に一つだけの花」などを中国語で熱唱した。中国人の認知度も高いとされるが、現地事情に詳しいジャーナリストはこうも言う。

「中国でもキムタクは顔と名前が一致する数少ない日本人ですが、さすがにSMAPは過去の存在です。海外に限れば、韓流のスターやグループが圧倒的人気で、日本人で動向が注目されるのは、酒井法子や元AV女優の蒼井そらぐらいですよ」

 確かに、中国最大の検索サイト「百度」の1日あたりの検索回数を調べてみると、キムタクの約4千回に対して、のりピーは約10万回と完敗しているのだ。

 件(くだん)の動画は、中国での公開を前に現地のSNSなどを通じて拡散しているが、そのコメントを見れば、

〈キムタク老けないね〉

〈顔値(※イケメンの度合いを指す)高いわ〉

 などと概ね好評でも、

〈キムタクが我々を騙そうとしてる。日本でムダ遣いさせる気だ!〉

 なんて不穏な声も――。はてさて“客寄せパンダ”の面目躍如となりますやら。

週刊新潮 2018年7月12日号掲載

ワイド特集「『おっさん』の繰り言」より

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