堺「自殺偽装」事件 “元中学のマドンナ”が闇を綴った「朱美日記」

社会週刊新潮 2018年7月5日号掲載

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“姉”足立朱美(44)が逮捕された大阪・堺市の偽装殺人事件。今年3月の“弟”聖光さん(40)の死について、当初、府警は自殺で処理しようとしていたという。ところが、聖光さんの妻と彼の会社の番頭は「“朱美がアヤシイ”と強く主張」(府警担当記者)。その後の捜査により、残された遺書の文面が怪しいなどの状況証拠から、朱美が容疑者とされたのである。

 聖光さんの死去の約1カ月後には、聖光さんの妻と番頭を“中傷”し、朱美容疑者を持ち上げるビラが何者かによってまかれる事件も起きていた。そして黙秘を続ける朱美容疑者の闇は、本誌(「週刊新潮」)が入手した「朱美日記」に綴られていた。

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 地元の小中高大を卒(お)えている彼女は中学生時代、「クラスのマドンナだった」という。

 同級生のひとりは、

「スポーツも勉強もでき、男子にも人気がありましたから。小学校ではバレー部、中学時代は陸上部で足も速い。進学したのは『お嬢様女子高』で勉強もそこそこできないと入れなかった。学生結婚で、相手はかなり年上と聞いたけどね」

 と話す。その郵便局員の夫との間に息子を2人もうけたが、旦那のギャンブル狂いに愛想を尽かし、別離を決意。そこで彼女の取った行動は新聞沙汰になった。

【夫の定期入れに大麻、通報「離婚有利」妻、容疑で書類送検】(2006年9月20日付、朝日新聞)

 と見出しにあるが、記者の苦心の跡が垣間見える。記事では、「夫が大麻所持で捕まれば離婚調停が有利になり、子供の親権が得られると思った」などと供述内容が紹介されている。結果、旦那とは離婚。ちなみに当時は花屋を経営していたが、その他、キャバ嬢、中古車ディーラー業、個室エステ嬢など自分探しを続けるなかで不惑を迎え、最近はバーの経営にも携わっていた。

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