「西野監督、ごめんね」と言うべきサッカー専門家は誰 W杯前の予想を検証

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小柳ルミ子vs丸山桂里奈

 専門家ではないが、並外れたサッカー愛で知られる小柳ルミ子氏(65)は、「小柳ルミ子が断言! おっさんジャパン1次L突破「『100%いきます』」(サンスポ:6月12日)の記事で、見出し通り1次リーグの突破確率は「100%」と予測。今のところは完璧に当たっている。

 W杯直前には、サッカー元日本代表FWの前園真聖氏(44)が、さる記者会見に出席した際、マスコミの前で予想を披露した。

《初戦に負けると予選突破は厳しい。コロンビアはピークを初戦に持ってこないのでスキがある。10回に1~2回勝てるチャンスはある。最低でも勝ち点1、セネガルに勝って、1勝1分け1敗で突破してほしい》(スポーツ報知「サッカー 元日本代表・前園真聖氏が西野ジャパンにエール『乾ドリブルに期待』」6月15日)

 やはり専門家でも、本番でコロンビアのコンディションが悪く、セネガルに勢いが出ていたことまでは予測できないことが分かる。

 女子サッカーの丸山桂里奈氏(35)も、予測を行っている。

「丸山桂里奈氏、日本代表3勝予想が外れたら「お尻出します」コロンビアは“火曜日に弱い”と紹介」(ゲキサカ:6月17日)

 この見出しを紹介するだけで充分だろうが、既に外れている。ということで、丸山氏に有言実行を求めるのであれば「お尻」を出してもらわなければならない。

 最後に最新のニュースとして紹介させていただくのは、「日本3戦全敗予想の中西哲生氏、コロンビア戦勝利に『ボクに喝』と謝罪 関口宏は『けしからんね』と突っ込む」(スポーツ報知:6月24日)の記事になる。こちらも見出しだけで、TBS系列「サンデーモーニング」(毎週日曜8時~9時54分)の一コマだと分かっていただけるだろう。

 外した専門家の全員に言えることだが、基本は悪い予想を提示し、それが良い現実に取って代わられた。だから、怒る人は誰もいない。まさに「西野さん、ごめんね」と謝って済むというわけだ。

週刊新潮WEB取材班

2018年6月27日掲載

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