「紀州のドン・ファン」が幼妻に募らせていた不満 ブラックカードで散財、“財産目当て”宣言も

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22歳「幼妻」は「ドン・ファン」から離婚を切り出されていた(下)

 急死の1週間前、22歳の幼妻・Sさんは、生前「紀州のドン・ファン」から離婚を切り出されていた――。野崎幸助氏(享年77)とSさんが結婚したのは今年2月のことだったが、早々から野崎氏は“家事をまったくせえへん”と知人に溢(こぼ)していたという。野崎氏が離婚に傾いた理由は何だったのか。

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 そもそも、夫婦仲にヒビが入った最初のトラブルは、“結婚式”を巡ってのことだったという。

「社長は、地元の鬪鶏(とうけい)神社で3月に挙式するつもりでした。ところが、一旦は夫婦で結婚式の申し込み用紙を取りに行ったのに、Sさんが嫌だと言い出した。両親にも結婚の事実を伝えていなかったし、目立ちたくなかったのでしょうね。でも、自慢の若い妻をお披露目したかった社長とは大揉めになりました」(野崎氏の会社関係者)

 さらにそこへ、金遣いの荒さも加わった。

「彼女は、洗濯や料理など家事はまったくやりません。昼の1時くらいまで寝ていて、起き出したらずっとスマホをいじっている。東京と和歌山を行ったり来たりで、社長と一緒にいるのは月の半分もありませんでした。だけど、月100万円のお手当のほかに、社長のブラックカードでブランド物の洋服を買い漁っていた。それに、下着は洗濯せずに使い捨てでしたよ」(同)

 Sさんが家政婦に対し、本音を漏らしたことがあったという。

「ある日、家政婦さんが会社に来ると、“あの子ねえ、社長の財産目当てで結婚したって、私に宣言するのよ”と、苦笑していました。家政婦さんと一緒にスーパー銭湯に行くような間柄だったから、つい、率直な気持ちを明かしてしまったのでしょうね。社長自身、お金で釣ったことは承知していたはずですが、あまりの浪費癖に腹の虫が収まらなかったようです」(同)

 また、愛犬イブが死んだときにもゴタゴタがあった。

「社長はイブの傍らで、おいおい泣いていました。一方のSさんはバスローブ姿でソファーに腰かけ、駆けつけてきた人たちに“いつから臭い始めますか?”“どれくらいで腐るんですか?”という質問ばかりしていた。結局、自宅の庭にイブは土葬されましたが、Sさんは臭うからと火葬に拘っていました」(同)

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