小池百合子都知事の“カイロ大首席卒業”めぐる詐称騒動 「正規ルートではありえない」の指摘

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「そういうことにしちゃったの?」「うん」

 そのコネのお蔭なのか、73年10月に入学許可。(※小池氏は自著で「72年10月入学」と記述)2年生からの編入、授業料も入学金も無料になったとされる。しかし、76年、

〈「小池さんは確かに必死にノートに文語で文章を書き写していました。でも、それがどういう意味なのかは、まったく理解していなかった。『テストでも質問文はどうせ読めないから、とにかく暗記した文章をひたすら大きな字でかくの』と言うのです〉

 という状況で結果が伴わないのは当然。落第だった。

〈「カイロ大学は3回続けて進級試験に落ちると、学科を変えるか、退学するかを迫られるそうです。小池さんは3回目の落第で、退学するしかない状況だったのかもしれません」〉

 しかし、状況が一変。エジプト大統領夫人が急遽来日することになり、小池女史はそのアテンドをするため、祖国の地を踏むことになった。大仕事を終え、彼女がエジプトに戻った1カ月後――。

〈「私は目を疑いました。(小池氏から見せられた新聞に)『カイロ大学を卒業した小池百合子さん』と大きく書かれていたからです」〉

 そこではこんな会話が交わされたという。

同居女性 そういうことにしちゃったの?

小池 うん。

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