静岡・看護師遺棄事件「主犯自殺」で「県警捜査ミス説」と残された「謎」

社会2018年6月20日掲載

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 言うまでもなく、最悪の結末だろう。静岡の看護師連れ去り・遺棄事件で、県警が主犯格だとしていた男が自殺した。新潟県長岡市出身で住所・職業不詳の芥川豊史容疑者(39)の遺体が新潟市内のビジネスホテルで発見されたのだ。

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 まずは経緯を振り返っておく。事件発生は5月26日、浜松市内のスポーツジム駐車場だった。

看護師の内山茉由子(まゆこ)さん(29)が自分の車に乗ろうとした際、2人組の男に押し込められてしまい、車ごと拉致されてしまう。

 この様子が駐車場の防犯カメラに録画されていた。更に、同じ敷地内のパチンコ店にある防犯カメラは3人目の不審な男の姿も捉えていた。

 静岡県警は5月28日、三重県で乗り捨てられていた内山さんの車を発見。カーナビの記録を分析し、少なくとも静岡、愛知、三重の3県で数百キロを移動していたことを把握した。

 カーナビのデータ解析もあり、6月9日には藤枝市内の山中で埋められていた内山さんの遺体を発見。拉致の翌日である5月27日に遺棄されたと見て調べを続け、住所不定の無職、伊藤基樹容疑者(28)の身柄を確保した。更に11日午後には名古屋市天白区の無職、鈴木充容疑者(42)が愛知県警中川署に出頭する。

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