全日視聴率でテレ朝に並ばれた3冠王・日テレ 有働アナ登場まで待てない?

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日テレの帯番組が低調

 ではなぜ、全日帯で並ばれたのだろうか。

「日テレは情報番組やワイドショーに陰りが見られます。『スッキリ』(朝8時)、『PON!』(午前10時25分)、『ヒルナンデス』(午前11時55分)、『ミヤネ屋』」(午後1時55分)という平日の帯番組がことごとく勢いを失っているんです。とくに午前中の番組の視聴者はそのままテレ朝に移ったような印象です」

「ミヤネ屋」に続く「news every.」(午後3時50分)には、メインキャスターの小山慶一郎(34)が未成年者との飲酒により芸能活動の自粛が発表されたばかり。そうしたイメージも視聴率には響くのだろうか。

「それは考えにくいですね。『ザ!鉄腕!DASH!!』も山口達也(46)が抜けてどうなるかと思いましたが、今のところそれほど数字も落ちていませんから。ただ、日テレは昨秋に続いて今春も、ほぼ無改編で番組を作っています。そろそろ視聴者に飽きられてきているのかもしれない。全日帯の数字を見る限り、大幅な改編が必要になっているのかもしれません」(同・放送記者)

有働アナまで待てない

 日テレは、年度視聴率の全日帯が3冠王となって4年、8%を下回ったことはない。つまりかつての日テレならば、7.6%でトップを分け合うなどとは思いも寄らぬことだった。今回トップタイに並んだのは、テレ朝の頑張りもあるが、日テレの視聴率低下も原因のひとつと見ることができるのだ。

「10月には元NHKの有働由美子アナが『NEWS ZERO』(月~木曜午後11時、金曜午後11時30分)のキャスターとしてレギュラー出演します。当然最初のうちは注目もされるし、数字も上がると思います。実際、6月2日に有働アナが民放に初出演した『開局65年記念番組 日本テレビ+ルーヴル美術館「その顔が見たい!」』(もちろん日テレ系)の視聴率は11.8%とまずまずでした。日テレとしては、10月からレギュラーなんて悠長なことは言っていられません。一刻も早く登場して欲しいところでしょう」

 しかし、10月までには、まだ7月期のドラマ対決もある。テレ朝ドラマの勢いによっては、日テレの牙城が崩されることになるかもしれない。

週刊新潮WEB取材班

2018年6月14日掲載

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