「那須川天心」挑戦状に“損害賠償請求” K-1オーナーの噛みつき作戦

スポーツ週刊新潮 2018年6月7日号掲載

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 格闘技の世界では、団体の垣根を越えて戦いを挑む、というのはよくある話。目下、人気No.1格闘家とされる那須川天心(19)も、別団体「K-1」のチャンプ相手に、名指しの“挑戦状”を叩きつけた。が、相手側からの返答は、なぜか損害賠償請求訴訟という、“噛みつき作戦”だった。

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 昨年の大晦日にフジテレビで中継された格闘技大会「RIZIN」。メインで登場した那須川は、プロ戦績24戦24勝19KOという実力の持ち主だそう。

 スポーツライターの布施鋼治氏は、

「今、一番客を呼べる格闘家と言えるでしょう。RIZINの顔でもあり、昨年末のさいたまスーパーアリーナも満席。100年に一人の逸材といえます」

 そんな若きスーパースターが、K-1を運営する「M-1スポーツメディア」から民事訴訟を起こされたのは今年2月のこと。他に彼の実父、所属ジムの会長、RIZINの運営会社なども訴えられている。

 訴状によると、発端は3年前。那須川が「あと一人やりたい選手がいるんですけど、K-1の武尊(たける)選手です。かかってこいよって感じですね」と煽ったことに始まる。さらに昨年大晦日、「誰が僕の相手で見たいですか」と発言し、観客に「武尊」と言わせたというのである。

 武尊(26)は、K-1を舞台に35戦34勝20KOの記録を持つチャンピオン。両者の戦いが実現すれば、夢の対決になるハズ。が、K-1側は、団体を跨いだ「煽り文句」が他団体の興行に対する不当な介入にあたると主張するのだ。

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