「賭け屋」も「民泊」も熱く待つ… 英ヘンリー王子挙式

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 英国ではヘンリー王子とメーガン・マークルとの挙式が5月19日と、ひと月後に迫り賑やかになっている。

 ロンドン近郊ウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂での式典には600名が、同夜のチャールズ皇太子主催による晩餐会には200名が招かれ盛大に祝われる。

 式の招待状は3月22日に公開されたが、リストの詳細は公表されず、誰が招かれているかは当日近くまでのお楽しみ。というわけで、賭け事好きの英国人は早速、列席者の予想オッズをつける。

 在英の国際ジャーナリスト、木村正人氏が伝える。

「ブックメーカーのラドブロークスによると、1番の本命はナイトの称号を持ち、王室とも縁が深いエルトン・ジョン。倍率は1・01倍、100ポンド賭けて101ポンドしか返ってきません。2番手はメイ首相。テニス選手セリーナ・ウィリアムズやバラク・オバマ夫妻辺りも堅いとされています。ちなみにトランプ大統領の倍率は50倍と高率。他にもメーガンとの縁からか元スパイス・ガールズ全員が招かれ、ショーを行うのではとも噂されています」

 アフリカ系の母を持ち、米の女優でもあるメーガン、ウィリアム王子妃キャサリンの“正統派”とは異なり、ファッションでも流行の最先端を取り入れたりと独自性を発揮し、英王室に新風を吹き込むのではと注目の存在である。慈善活動にも熱心で「第2のダイアナ」との声もあがる。

「英国民からの人気は高いですよ。特に若い女性からはファッションアイコンとして慕われています」

 そう語るのは、英王室に詳しいさる事情通。

「結婚式には一般からも約2600人が招待され、その他にもパレードで沿道などに10万人が押し寄せるとも。ロンドンの民泊は1泊10万円近くに高騰する始末です。でもヘンリーは現在、王位継承順位5位。それを弁(わきま)え、2人は兄王子の時よりも派手にならぬよう、そうとう気を遣っているようです」

 されどフィーバーは続く。

週刊新潮 2018年4月19日号掲載

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