春に飛び回る「インスタ蠅」たち 辞令をアップする防衛省職員、“桜切る馬鹿”

社会週刊新潮 2018年4月19日号掲載

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防衛省、富士通は…

 では、組織内の情報をインスタにアップされた側はどう答えるだろうか。

 まず防衛省に尋ねると、

「ご指摘の投稿について確認はしましたが、当該資料は広く一般に了知しうるものとの認識です」(広報室)

 ならば、アップしてもいいのかと再度聞いたところ、

「そういった言い方はしていません」

 などと繰り返し、どうも歯切れが悪い。日報問題でゴタゴタが続くお役所だけあって、ついぞ真摯に説明する姿は見られなかった。

 片や、過去に社員証を晒された富士通はといえば、

「退職した社員による投稿でしたが、本人への聞き取りを行った上で投稿は削除させました」(広報IR室)

 加えて、それに伴うリスクについてはこう述べる。

「社員証の偽造については、弊社のものは磁気タイプなので難しいのでは……と考えますが、可能性としては仰るとおりだと思います。今後も投稿が判明したものについては、速やかに対応、削除を行っていきます」

 多くの企業では、新人研修が終わって配属が決まるまで、「インスタ蝿」の来襲に気が抜けないという。

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