“お前、遊んで捨てられるぞ”“手料理が食べたい” 財務省「セクハラ次官」発言集

政治週刊新潮 2018年4月19日号掲載

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 森友問題が財務省内で燠(おき)のように燻(くすぶ)る折も折、信じ難い醜聞が持ち上がった。あろうことか、省トップ・福田淳一事務次官(58)が酒席でセクハラ発言を繰り返していたというのだ。予算委員会でバタバタの中、「キスしたい」「おっぱい触っていい?」のろくでもなさ。

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「取材のため、レストランに2人で出かけた時、食事が始まる前にいきなり抱きついてきました。“Hしよう”“好きだ”って言葉が続く。魚より肉の方が好きみたいで、焼肉やジンギスカンに誘われましたが、加齢臭がひどくって地獄でした」

 と、昨年の出来事を振り返るのは、財務省を担当したことのある女性記者。ここで俎上に載っているのは、他ならぬ福田淳一財務事務次官である。彼が絡んだセクハラ事例は枚挙に遑(いとま)がないのだが、まずは横顔をご紹介しておこう。

「彼は神奈川県立湘南高校から東大法学部を経て、1982年に当時の大蔵省へ入りました。福田と同じ入省年度には、迫田英典、佐川宣寿(のぶひさ)の歴代国税庁長官のほか、片山さつき参院議員がいます。また、98年に大蔵省汚職事件で逮捕された榊原隆(証券局総務課課長補佐)も同期。榊原は大蔵省及び財務省の歴史を通じて、戦後、唯一逮捕されたキャリア職員です。迫田、佐川も森友学園問題でやり玉に挙げられていることを考えると、結果としてこの年次は不出来だったという誹(そし)りは免れないでしょうね」

 と解説するのは、ベテランジャーナリストである。

「入省時、最も出来が良い者は主計局でも文書課、次が秘書課に配属されます。福田がキャリアをスタートさせた総務課は秘書課の次くらいで、体力のある人間が就くところ。つまり、入省時点ではトップの評価を受けていなかった。その彼が、同期の中でトップを走る人間だと知ったのは入省してから5年後くらい。予算編成を担う主計局でも全体のフレームを決めるいわゆる企画の主査というポジションがあり、その末席に名前を連ねていたのです」(同)

 入省後間もなく、主税局の課長補佐時代に結婚。妻との間に子はなく、飼い犬のトイプードルを「クッキーちゃん」と呼び溺愛する。「散歩してると女の子が寄って来るんだ」と相好を崩し、携帯電話に保存した写真を女性記者に見せびらかすのは、いつもながらのパターンである。

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