大坂なおみ、なぜ日本国籍? 日米テニス界で“取り合い”も

スポーツ週刊新潮 2018年4月5日号掲載

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日本から去った

「なにしろ、幼少の頃から米国生活で日本語はほとんど話せないんですから」

 とはスポーツ紙記者。

「それでも、日本人として試合に出場しているのは、母親の影響が大きいようです。家での食事は毎日、和食で、好きな食べ物もウナギや寿司。音楽もJ-POPを聴き、日本のアニメが大好きだというから、内面的に日本人なのでしょう。試合の時に相手や審判にお辞儀をするのもそう。外国選手はそんなことしませんからね」

 となると、要らぬ心配ということになる。が、

「2年前に注目され、大坂がどちらの国籍を選ぶかで日米の綱引きが勃発しました。その際、米テニス界は、“あらゆる面倒を見る”と攻勢をかけたのです。結局、彼女は日本を選んだのですが、再び米国が近づいてくる可能性はあります」(同)

 スポンサーやテニス協会が協力し、契約金が跳ね上がり、万全の練習環境を用意したら、心が揺らいでも不思議ではない。しかも、

「実際、二重国籍を持ち、有望視された男子選手が、昨年7月、豪国籍を選択して日本から去ってしまったケースがあります。グランドスラムの開催国で、環境が整っていることもあるでしょう。けれど、日本テニス協会のサポートが足りなかったことや、協会側が彼のハデに染めた髪を指摘したことに嫌気が差してしまったとも言われています」(同)

 油断していたら、土壇場で逆転なんてことにも……。

ワイド特集「散る桜 残る桜も 散る桜」より

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