淑女5人に1人が困っている「カンジダ」の大きな誤解

ドクター新潮 医療 その他

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 老いも若きも、実に女性の5人に1人が苛(さいな)まれているという「膣カンジダ」。病名に聞き覚えはあるだろう。巷ではしばしば、梅毒や淋病などと一緒くたに「性病」として括られることもあるのだが、それは大きな誤解である。東峯(とうほう)婦人クリニックの松峯寿美名誉院長が言うには、

「カンジダは、口腔内や腸内、頭皮などに存在する常在菌です。相手の男性器にカンジダ菌が存在すれば、性交渉で感染する場合も確かにありますが、基本的には、健康な人では感染症を起こさない病原体によって発症する『日和見感染』の一種です」...

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