あの養老乃瀧が「映像居酒屋 ロボ基地」に挑戦する理由 業界“先細り”の現実

ビジネス 企業・業界 2018年3月20日掲載

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アニメを見ながら酒が飲める居酒屋

 東京都豊島区西池袋に「映像居酒屋 ロボ基地」という店があるのをご存じだろうか。中に入れば、アニメ作品のポスターやプラモデルなどが飾られ、大きなモニターにはロボットアニメの映像が流れている。

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 放送されているのは70年代の「勇者ライディーン」や「機動戦士ガンダム」から、2016年放映の「マクロスΔ(デルタ)」など20コンテンツ22作品。多彩なラインナップだが、やはり居酒屋だからだろう、団塊ジュニアが愛するサンライズアニメが充実しているのが印象深い。40代の男性顧客をしっかり掴むつもりなのだ。

 3月は「コードギアス 反逆のルルーシュ」フェアを開催中だ。例えばフードなら期間限定コラボメニューが用意され、「黒の騎士団 イカ墨パスタ」や「紅蓮弐式 アヒージョ」という料理が並ぶ。分かる人には分かるし、分からない人は全く分からない。

 そして最も驚かされるのは、この「ロボットアニメ居酒屋」を運営しているのが、あの「養老乃瀧」だということだ。チェーン居酒屋のパイオニア、老舗と言っていい。意外に思える新規事業に挑戦した理由を、担当者に訊いた。

――どういう経緯で「映像居酒屋 ロボ基地」を立ち上げられたのですか?

担当者 もともと我々の企画ではなく、バンダイナムコグループのバンプレストさんと、アニメコンテンツを活用した商品企画などを手掛けるレッグスさんから、「知的財産(IP:Intellectual Property)ビジネス、知的財産居酒屋をやりませんか?」と声をかけていただいたんです。

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